乳児でアレルギーがあると、離乳食をいつから始めるべきか戸惑います。
アレルギーがあるのだから遅らせたほうがいいのでは、あまりいろいろ食べさせないほうがいいのではと考えがちです。
しかし離乳食を遅らせることで噛む力がつかず発育が遅れたりすることのほうが問題なので、通常通り5、6ヶ月で始めましょう。
離乳食を与えるときの注意としては、まず湿疹などは治してからにすることです。
湿疹が出たまま離乳食を開始してしまうと、何かアレルゲンがあって症状が出ても気づきにくく危険です。
また、初めて食べるものは少しずつ与え、新鮮な食材をよく加熱しましょう。
また、「これはアレルゲンだったら困るから念のため与えないでおこう」などと自分で勝手に判断しないことが大切です。
基本的には普通の離乳食を与え、何が食べられるのか症状が出ないかどうかをしっかり観察します。
もし不安な食材がある場合、かかりつけ医にすぐ駆けこめるよう、診療日の日中に与えましょう。